正月三日目

元旦のような静けさは次第になくなり、道行く車も人も増えてきました。今日は、昼から本屋に行き、買いたい本を買って、その足でファミレスへ向かい一仕事して、夕食をとって家に戻りました。本屋で四時間、ファミレスで三時間弱。好きなことをしているとあっという間に時間は過ぎていきます。テレビをつけてもお笑い番組が異様なほど多く、しかもお笑い系の人たちが無理して正月用のテンションでやっているので、10分とみていることができませんでした。彼らがつまらないのか、私の感性が年を取って追いついていけないのか・・・・。この三日間ほとんど人と会ってないこともあり、私自身テンションが低くなっていることもあるのかも知れません。でも今日は、本屋で好きな本を買い、ある本に書かれていた文章を読んで、元気がでてきました。アントニオグラムシという人の文章なのですが、

 「・・・私が確信しているのは、万事休するかとおもわれるときでも、落ち着いて再び仕事に着手し、はじめからやりなおさなければならないということです。いつも自分と自分自身だけの力だけを当てにし、誰からも何も期待しないようにし、失望したりしないようにすることです。そして、なしうる能力と条件だけを考え、自分の道を行くことが必要です。さあ、君も元気を出して、地方的・サルデーニャ的環境に押しつぶされず、取り巻く環境に打ち勝ち、しかも環境を軽蔑したり、優越感をもったりしないことです・・・」『グラムシセレクション』平凡社ライブラリー



d0004574_445582.jpg  イタリア語からの翻訳文なので、少々ぎこちないところのある文章ではありますが、グラムシはこれを自分の弟に宛てた手紙に書いたようです。ここ数年惰性に流されて生きている私にとっては、「万事休するときであっても」、「はじめからやり直す」、そして取り巻く環境を軽蔑したり、優越感をもったりせずに打ち勝つという姿勢に、ちょいと動かされました。私には想像もつかないような「獄中生活の中にあった人の言葉」が、時間も空間も、時代も文化も全く違った状況にいる私を勇気付けてくれる・・・。明日からまた頑張らないと、という気にしてくれる言葉でした。
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by the-third-blog | 2006-01-03 23:46 | エンドレスな日常