二回目の授業参観

 先日、今年二度目の授業参観に行ってきました。10ヶ月前の入りたての一年生は、体格も行動もすっかり小学生の仲間入りをしたという感じで、どこかぎこちない行動もリズムが出てきて、様になってきたようでした。私が見たのは音楽の授業でしたが、30人の一年生を相手に一つの曲を練習させている先生は大変そうでありました。非常勤の補助教員がついていて、その補助がなければ30人をコントロールしての授業運営は難しいでしょう。

 30人のクラスに一人、「多動症」とされる子供がいて、授業中も机の上に立ち上がったり、注意されると床に寝転がってしまったりする子がいるとのことでしたが、私が教室に滞在した20分間には何も起こらず、楽器の練習をしていました。私が子供のころには、あまり聞きなれないというか多分なかったであろう「多動症」という言葉をネットで調べたら、下のような説明がありました。

 ・・・・・低学年では、多動、注意集中困難、注意の転動性が著しく、さまざまな学習障害を示すことが多くなります。情緒も未熟で不安定なため、興奮しやすく、対人関係のトラブルが多いのもこのころです。
★原則的には、幼児期後半の接し方と同様ですが、その子の能力や長所を見つけてそれを評価し、自信を持たせることがより重要になります。家庭や学校で何か皆の役に立つ仕事を持たせ、それを認めていくこともよいと思います。 2高学年になると、ほとんどの子どもの多動や注意力困難などは目立たなくなります。問題も少なくなり、周囲に適応していく子どももふえていきます。しかしいじめ、孤立、家族や先生による叱責などが重なったり、また「他の子どもとの違い」を自覚することにより、ネガティブな自己評価に陥りやすい状況になってしまう場合、家庭や学校での乱暴、不登校などの不適応行動が目立ったりします。
★子どもが、かなり年長になっていることを認識し、一方的に教えたり怒るのではなく、じっくり、本人の思いを引き出し、本人の自主性を重んじ、努力を評価して、ポジティブな自己評価ができるように示唆していくことが大切です。


  学習障害という言葉も、30年前にはあったのでしょうか。教師がコントロールできない子供に対する単なる分類用語のようにも聞こえますが、用語がなかった30年まえも同じような子供たちはいましたよね。ちょっとした逸脱行動には、すぐに学術用語のレッテルが準備されていて、今の子供たちは随分と窮屈な中で学校生活をしているようにおもえしました。その一方で、実際教師側もそのような用語を貼り付けたところでクラス運営には何かプラスになるわけではないでしょうから、この言葉の使用は誰にとってどのような利点があるのでしょうか。

 もう一つ一等兵のクラスで気になっていることがあります。彼女の仲良し仲間の一人は、父親が日本人で母親がフィリピン人なのですが、もう一年生の段階でその子に対して●●人は帰れといった悪口が言われていると、先日一等兵から聞きました。一等兵は、保育園のときの仲良しで家族ぐるみの付き合いのTちゃんも、父親が日本人で母親が台湾人であったこともあり、一等兵の民族意識には、まだ明確な序列意識はないようですが、子供たちは大人の後姿から何かを感じ取っていることはたしかでしょう。
[PR]

by the-third-blog | 2006-02-04 22:19 | 二人の娘