しつけ

 昨日二等兵と都電に乗っていたときの話です。私たちは窓からの風景を楽しんでいたのですが、近くの席に二等兵と同じ年くらいの女の子がお母さんと乗ってきました。最初は何も気にすることはなかったのですが、母親が「あんたそれ汚いからやめなさいと言っているでしょう」と怒鳴りながら、娘の頬をひっぱたいたのです。どうやら、指をしゃぶるのが癖のようで、それを咎めたようでありましたが、場所が場所だけに周囲の人は何事が怒ったのかとシーンとしてしまいました。

 多分一番びっくりしたのは二等兵かも知れません。彼女も指しゃぶりは今も毎日のように注意されています。目の前で同年輩の子が叩かれたのがショックだったのか、家に戻る途中はもちろんのこと、昨晩は二等兵が指しゃぶりをしていることはありませんでした。「他人のふりみてわが身を・・・」といいますが、父母が数千回いってもやめられないほど身についてしまった癖を、止めるショック療法のようなものになったのかも知れません。頭でよくないとおもっていても、体がついていかないこと・・・・誰にでも一つや二つありますよね。体罰については学校教育の場でも家庭でもいろいろと議論されていますが、頭でっかちな議論が多く、実際の詳細な事例の中で「体罰」がどうなっているのか、体罰の民族誌のような記述が必要とされているのかも知れません。
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by the-third-blog | 2007-08-30 15:17 | 二人の娘