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イトコ関係・・・「当たり前」が変わる?

「あなたにイトコは何人いますか?」 
私ならば、20人くらいと答える。母ならば30人以上と答えるだろう。少子化で兄妹も一人しかいないのが「当たり前」なのだから、イトコが減るのも当たり前だろう。二人の娘には、いまのところ二人のイトコしかいない。私も妻も二人兄妹。今後、片手を越えるイトコになるとは考えにくい。つまり、母から見れば、孫はその1/10しかイトコがいないのだ。家族の形も親戚関係、付き合いもかなり変わってきたようではあるが、何が具体的にどうかわったのかは、はっきり意識しているわけではない。ただ、親戚付き合いをめぐってそれぞれの「当たり前」がぶつかる時が無きにしも非ず。イトコの数が30人から20人に減るという変化と、20人から3人に減る変化が意味する内容も、かなり違うようにおもえる。家族の形や親戚付き合いに、原型や平均値のようなものがあるわけではなく、それぞれがかなり自分がって勝手にその場その場で「当たり前」を作り上げているような気がする。親がいくら自分の「当たり前」を押し付けようとしても、この激減の中で押し付け自体が難しくなっている。

  前回の記事の中で触れた「当たり前が崩れるとき」の例として、病気・失業・離婚・死別などを書いたように記憶しているが、これらはかなり意識されながら崩れる例かもしれない気がした。突然これまでの状況に外部からもたらされた変化が、いやおうなく「当たり前」をガツーンと叩くことで、何かが変わるような。でも、少子化がもたらす変化は、労働力の埋め合わせのために外国人労働者が必要とされ云々というような変化だけでなく、劇的には意識されないようなところで、けれども確実に起きているような気がする。来月、25歳になる私の最年少の従妹が結婚するのですが、そんなときに注意してみているとそのあたりがみえてくるかも知れません。
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by the-third-blog | 2005-03-28 03:35