エミリーローズ
これまで見たこの系統、つまりホラー映画としてはよくできた映画でした。ただ、事実に基づいたということにこだわり過ぎてしまい、もう少し実験的な手法というか、冒険的な描写が欲しかった気がしました。事実もフィクションも、「作られた」という意味では同じ土俵で見てもいいのですから、裁判でも対立軸として展開していた科学か信仰かという枠組み自体を、問題視してほっかったような気がします。全体としては、単なるホラー以上のものを表現できているものの、どこに着地点をもってくるのかという点、科学か信仰かという展開にもう一工夫あれば、事実を映画で伝えるということと絡んでおもしろくなったのではないかとおもいました。
by the-third-blog | 2006-08-18 01:48 | DVD感想・ブログの旅